▼ 天空の城ハルナ  …  10:ゴリオシ発見!   夜になって、Finite号の上にくっついたヘッドラインセンサで見張りをする  うにゅう。そこに登ってくる任意。驚くうにゅう。  任意  :「‥うにゅう、私怖くてたまらないの、ほんとはハルナなんか        ちっとも行きたくない。ゴリオシなんか見つからなけりゃいいと        思ってる」   伝声管で会話を聞いていた黒衣、一瞬ぎくっとする。  うにゅう:「そな‥‥」  任意  :「ううん。SSTPの発信された方角は本当。        でも、おばあさんに教えてもらった面白セリフで、あんなことや        こんなことが起きるなんて‥‥‥        私、他にも沢山面白セリフを教わってるの。バイオリズム聞かれた        時のとか、Uni$¥$社に絡まれた時のとか、使っちゃいけない        セリフも‥‥」  うにゅう:「使こたらあかんセリフ?」  任意  :「滅びのセリフ。        いいセリフで受けを取るには悪いセリフも知らないと駄目だって。        でも決して使うなって。教わったとき怖くて眠れなかった。        翌朝から寝ると生活パターン戻りませんよ〜        あんな石、捨ててしまえばよかった!」  うにゅう:「違うで、さくら、        あの石のおかげで俺はさくらに会えたんやから!」  任意  :「でも私のために、うにゅうを毒吐きにしたくない」  うにゅう:「俺は毒吐きにはならんで、ツッコミを極めるんや。        黒衣やてわかってくれる、あの人、口よりええ人やもの        全部片付けたらきっと友枝町に連れてったる        見たいんや、さくらの生まれた教授宅や、杖や、カード達を‥」  任意  :「だからーーーーーーーーーーっ」   その時、雲に浮かぶ巨大な影!!  うにゅう:「ゴリオシやー、真下におるでー!」   艦載砲をどかどか撃ってくるゴリオシ、雲に飛び込むFinite号!  黒衣  :「ゴリオシに振り切られたらおしまいだ!        お前は目がいい、ヘッドラインセンサだけ雲から出して        追撃する!!」   Finite号から分離し、ワイヤーでのみ繋がって雲の上に出るヘッドラインセンサ。   やがて夜が明ける‥   任意たちの目の前には、巨大な雲の塊が!!  黒衣  :「2ch.の巣だ!」  うにゅう:「これが‥‥        父ちゃんの言った通りや、向こうは逆にスレッド下げてる‥        ブリッジ、ハルナはこの中や!        父ちゃんは2ch.の巣の中でハルナを見たんや!」  黒衣  :「ばかな、初心者が入ったら付いて行けないよ!」   その時、至近距離の雲の影からゴリオシが!  黒衣  :「えーい、このクソ忙しいときに!」   ただでさえ気流でコントロールが困難なFinite号に、ゴリオシの砲火が!   命中、炎上するFinite号!!  うにゅう:「行こ、父ちゃんの行った道や、父ちゃんは帰ってきたで!」  黒衣  :「よーし、2ch.の巣へ、逝ってヨシ!」   突入するFinite号、ますます激しさを増す気流。   ワイヤーも切れ、雲の中に放り込まれるヘッドラインセンサ!  プ社社員:「本艦も危険です、待避して下さい!」  N西  :「このまま進め、ハルナは荒らしの中に居る‥‥」
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