■ モバイルギア/電池関係

■ 夢のぜんまい式パソコン?

 ぜんまい式のラジオ、というのが実在しています。Webでも検索すれば結構見つかります。
 正確にはぜんまい式発電機を内蔵したラジオで、ぜんまいをフルに巻けば40分〜1時間くらい使えるものです。
 消費電力は…というと、正確には判りませんが、手元の小型ラジオから推測するに、多分モバイルギアやHP200LXなら1時間くらい動かせるくらいの発電力はあるのではないでしょうか。それくらい使えれば外出先で電池が切れた時など十分便利でしょう。

 ただそのラジオは40x32x18cmもあります。発電機部分の大きさは不明ですが、携帯マシンに内蔵するには大きすぎる可能性が高いです。でもACアダプタ端子につないで使う外部電源のような形なら実現は可能ではないでしょうか?

 工作の得意な人なら自転車の発電機等を組み合わせて自作に挑戦してみるのもいいかも知れません。まあぜんまいからして、ほとんど生産されてなくて自作するしかないようですが、「チョロQ」のエンジンを分解してみれば大体構造は判ります(って、これも今では無いのか?)。
 昔、分解したことがあるのですが、円形容器の中に薄くて細長い鋼板を丸めて詰め込んだような感じでした。元に戻すの大変だった(^^;

 あと、携帯マシンはスペースの都合か電源回りがデリケートなものが多いようで、交流→直流変換回路は簡単なものを使うと交流成分がわずかに混ざって本体を壊すことがあるので注意だそうです(HP200LX SOFTWARE BIBLEに詳しく出てます)。

■ 専用充電池MC-BA3を分解(?) …モノクロCE機でも共通の電池です。

 いろんなところで紹介されているように、モバイルギアは市販の単三充電池*2本で動きますし、2本目(負極側)のさらに負極側の被覆をカッター等で1cm程度はがせば本体充電も可能です。
 最近では、ニッケル水素1500/HR-AA(FUJIFILM)、トワイセル1500/HR-3U(SANYO)、メタハイ1500/HHR-3HPS(Panasonic)…等、1450mAhクラスの単三ニッケル水素電池が発売されています。単純計算で言えば専用充電池(1200mAh)での連続使用時間16時間を19時間20分に出来るわけです。
 というわけで私も専用充電池を使わなくなってしまったのですが、眠らせておくのももったいない話です。まあ単三2本を直列に並べた大きさですから、単三2本をそういう形で使うものにならそのまま使えるのですが、手元にあるのは懐中電灯くらいです。

 でもこの専用充電池、真ん中辺の被覆がくびれている形状から見ても、理論上の電圧から考えても、単三2本くっつけてあるだけのようです。もしかして被覆を切り取れば単三*2本に分解できて、もっといろんな機器に使い回せるのではないか?

 というわけで分解?を試みてみましたが、結論を言えば、「正極側は普通の単三サイズだが、負極側は微妙に小さい」です。負極側電池には正極の突起がなく、その分薄い金属片が入っていて、両側に溶接されてつながっているのです。
 したがって正極側の電池は、金属片を切断して負極をやすり等で丁寧に削れば単三電池として使えると思いますが、負極側は難しいです。正極突起のようなのをはんだ付けすれば使えなくはないかも知れませんが。
 私は分解あきらめて、テープ巻いて元に戻して懐中電灯で使ってます。

 なお、専用充電池は普通の単三より微妙に太く、例えばペンライトで使おうとしたら入らなかったという話もあります。が、これは(多分)貼ってあるラベルのせいです。よく見ると普通の電池のように被覆に銘柄やメーカー名を印刷しているのではなく、被覆の上からラベルを貼ってあるのです。
 これをはがしてしまえば普通の太さになります。何も書いてない不気味な電池になってしまいますが(^^;;;。

走矢灯 モバイルギア/電池関係(MGMEM.HTM)  設置:99/1/27

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