** おことわり **         
  
 
 「乳がんと告げられたあなたへ」は、私個人が非営利目的で試作したものです。 
ここからは乳がんについての具体的情報を載せていきたいのですが 
医学の心得は皆無の私が、個人のHPとはいえ不確かな情報を載せてしまってはいけないので 
            下記の書籍とサイトから情報をいただき、その文章をこのページ用にリライトして構成致しました。

また、間違った記載や不適切な表現などお気づきの点がございましたら 
お手数で恐縮ですが、
メール にてお知らせいただければ幸いです。

                     ( 参考文献 )       「胸のしこりが気になる人が読む本」 日馬幹弘 扶桑社 
「がん Informed Decisions」 アメリカがん協会・編集 保険同人社 
国立がんセンターのホームページ 

   
 

                                

        

              *** 乳がんの基礎知識  ***



* そもそも、がんとはどういう病気なのでしょうか。

乳がんに限らず、がんはすべて遺伝子の病気と言われています。
遺伝子とはいわば、細胞の設計図のことです。
私たちの体の中で、正常な細胞はこの遺伝子の設計図にそって、分裂、成熟、死滅、新しい細胞への交代と、秩序だった活動を行っています。
ところが何らかのきっかけでがん化した細胞は、もはやそういうルールに従わず無秩序に増殖し、つぎつぎと重なりあって塊り、つまり腫瘍をつくります。
適当なタイミングで分裂を中止したり、死滅することを知らないがん細胞は、成長しながら周囲の正常細胞を破壊します。そしてそこだけにはとどまらず、血液やリンパ液に乗ってしばしば全身にひろがり、体の他の部分にも腫瘍をつくり(転移)、いろいろな臓器の生命維持機能をうばっていきます。これが、がんという悪性疾患の特徴です。

腫瘍=がん、と誤解されている方も多いようですが、
腫瘍とは、あらゆる異常な増殖組織をさす言葉です。
成長が遅く、体のほかの部分に広がったり周囲の組織を侵したりしない良性の腫瘍はがんではありません。
がんの腫瘍とは、永遠に増殖を続けながら周囲の正常細胞破壊し、体のほかの部分にひろがっていく性質をもつ悪性腫瘍のことです。



* 乳がんの発生とひろがり方。

乳がんは、乳汁
(おっぱい)の通る乳管の内側の上皮の部分から発生するがんです。
細胞ががん化し増え始めても、まだ乳管内にとどまりその中でだけひろがっている段階のがんを非浸潤がんと言います。
(「浸潤」とは、周囲の組織にじわじわと根をのばし、しみ通っていくという意味。)
がん細胞がさらに増えて、乳管の外側の膜を破って乳管の外へ出た段階で浸潤がんとなります。
乳管の外へ出たがん細胞は、わきの下のリンパ節
腋窩(えきか)リンパ節」と言います。)に転移して腫れてきたり、しこりの上の皮膚や胸の筋肉にまでひろがっていきます。そしてがん細胞が血液やリンパ液の流れに乗って、骨、肺、肝臓など遠くの臓器に転移することを遠隔転移といい、このような状態を進行乳がんと呼びます。

また、がんが最初に発生した体の部分を原発部位と言い、がんが体のほかの場所にひろがっている場合でも、病名はつねに原発部位の名で呼ばれます。例えば、乳がんが肺に遠隔転移した場合は「乳がんの肺転移」であり、「肺がん」とは違います。



* 乳がんのフォローアップ期間が長いわけ。 

乳がんは他のがんに比べて進行の遅いタチの悪くないがんであり、
治しやすいがんです。
しかし、大変長い時間をかけてゆっくりと増殖するかわりに、
術後5年以上経過していても再発をきたす場合があります。
そのため、胃がん、大腸がん、子宮がんなどのフォローアップ期間
(完全に治ったと考えられるまでの観察期間)が5年であるのに対し、
乳がんの場合は、術後10年間は安全確認の観察期間と考える必要があります。
         


* 乳がんは40歳後半が最も多いが、若い人にも増えています。

乳がんは、日本人の女性では胃がんの次に多いがんです。日本における乳がんの発症率は確実に増えており、21世紀には胃がんを抜いて、女性で最も多いがんになると予想されています。
現在の日本における乳がん患者は40歳台後半が最も多く、次に60歳台前半が続いて
2つの山を示しています。そして50歳台、30歳台がこれに続き、平均年齢は約50歳です。今のところ、欧米よりも平均で10歳くらい若く発症しているのが日本の乳がんの特徴です。







  
   

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